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個別記事: 2015年09月02日

安保法制反対の声よ、広がれ!

全国各地で連日のように安保法制に反対する集会やデモが行われています。

若者やママたちなど、これまで必ずしも政治に関心のなかった方々も、SNSを通じて集まり、反対の声をあげています。

先日、私もその一人として、8月29日、兵庫県弁護士会主催の安保法制反対集会においてリレートークに参加しました。

以下に、当日のスピーチを掲載したいと思います。

 

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本日お集まりの皆さん、私は兵庫県弁護士会の弁護士 野田倫子と申します。

皆様ご存知のとおり、現在国会では安全保障法案が審議の最終局面を迎えています。

政府与党は会期を延長し、今会期中に参議院でも強行採決を行い、法案を成立させようとしているとも言われています。

この流れは何としてでも止めなければなりません。

 

現憲法が制定されて以来、政府は、一貫して、集団的自衛権は憲法上認められないとの解釈をとってきました。しかし、昨年7月には解釈でこれを変更し、憲法の柱である平和主義を根本から覆す解釈改憲をしました。これが立憲主義、民主主義の国家のすることでしょうか。まさかこんなことがという事態がまさに今この日本でおこっています。

私には2歳になる長男がいます。もうそれは可愛くて仕方がありません。子どもを守るためであれば自分の命を差し出す覚悟はいつでもできています。きっと、親子の絆というのは、みんなそのようにあついものなのでしょう。

正直なことを申しますと、私自身、今回の安倍政権が発足するまで、政治にそれほど関心がある方ではありませんでした。しかし、親となり、子どもを戦争に行かせたくないと強く思うようになりました。また、そのような思いを他のお母さんたちにも絶対させたくない、と心から思うようにもなりました。私たちがこの安保法制成立を止めなければ、将来の子どもの世代に取り返しのつかない傷を残してしまいます。

 

私の祖父は32歳の若さで子ども3人を残して戦死しました。父は祖父の顔すらも知りません。祖父は、フィリピンのルソン島で最後は本国からの支援物資が届かず、餓死したともききました。祖父のお墓には土だけが入っています。

私は小さいころから祖母から戦争のときの話を聞いて育ちました。祖母が、敵の機銃掃射を受ける最中に自宅で3人目を出産したこと、当時はそれが当たり前で怖いとも思わず、ただ必死に生きてきたこと、戦後も女手一つで子どもを育ててきたことなど、普段はそれほど多くを語らない祖母でしたが、何より戦争は絶対にしてはいけないことを教えてくれました。

 

そんな祖父母の世代の犠牲と反省の上に、現行憲法が制定され、これを戦後70年間も守り続けてきました。

それがいま、最大の危機にさらされています。戦争を放棄する平和な国を守り続けていくのか、再び戦争をする国にするのかは、私たち主権者である国民が決めるべきことであって、時の政権が勝手に決めることではありません。しかも、明らかに違憲の法案を国民の理解を得ないまま押し通すなど立憲主義ではあり得ないことです。

今こそ、主権者である私たちが反対の声をあげつづけ、何としてでもこの法案を廃案に持ちこまなければなりません。この国の主役は私たちです。絶対にあきらめずに皆で声を上げ続けましょう。

 

弁護士 野田 倫子

投稿日: 2015年09月02日
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