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花くま法律事務所

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年末年始の営業について

年末年始の業務の取り扱いは次のとおりとさせていただきます。

年内は2016年12月28日(水)正午まで

年始は2017年1月6日(金)午前9時半から(通常どおり)

宜しくお願い申し上げます。

投稿日: 2016年12月06日
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嫡出でない子の相続分について

非嫡出子と嫡出子の相続分の問題については,民法改正がなされ,今や過去の問題になりました。
かつての民法では,親が死亡した場合の,非嫡出子の相続分は嫡出子の相続分の2分の1と定められていました。

最高裁判決平成25年9月4日判決はこれを違憲とし,かかる判決内容に沿って右規定部分を削除する民法改正がなされました。この規定は,平成25年9月5日以降に開始した相続について適用されることとされている他,右最高裁判決の違憲決定があることから平成13年7月1日以降に開始した相続についても,既に遺産分割が終了しているなど確定的となった法律関係を除いては,嫡出子と非嫡出子の相続分が同等のものと扱われています。

では,非嫡出子Aさんが死亡した場合で,Aさんには同じく非嫡出子であるBさんと,嫡出子であるCさんという兄弟姉妹がいた場合は,BさんとCさんの相続分に差は生じるでしょうか。
これは,もともとの民法の規定でも,「父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は,父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の2分の1とする」という規定があり,上記法改正とは関係がないので,当然にCさんはBさんの相続分の2分の1となりますね。

 

弁護士 野田倫子

 

投稿日: 2016年09月13日
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安保法制反対の声よ、広がれ!

全国各地で連日のように安保法制に反対する集会やデモが行われています。

若者やママたちなど、これまで必ずしも政治に関心のなかった方々も、SNSを通じて集まり、反対の声をあげています。

先日、私もその一人として、8月29日、兵庫県弁護士会主催の安保法制反対集会においてリレートークに参加しました。

以下に、当日のスピーチを掲載したいと思います。

 

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本日お集まりの皆さん、私は兵庫県弁護士会の弁護士 野田倫子と申します。

皆様ご存知のとおり、現在国会では安全保障法案が審議の最終局面を迎えています。

政府与党は会期を延長し、今会期中に参議院でも強行採決を行い、法案を成立させようとしているとも言われています。

この流れは何としてでも止めなければなりません。

 

現憲法が制定されて以来、政府は、一貫して、集団的自衛権は憲法上認められないとの解釈をとってきました。しかし、昨年7月には解釈でこれを変更し、憲法の柱である平和主義を根本から覆す解釈改憲をしました。これが立憲主義、民主主義の国家のすることでしょうか。まさかこんなことがという事態がまさに今この日本でおこっています。

私には2歳になる長男がいます。もうそれは可愛くて仕方がありません。子どもを守るためであれば自分の命を差し出す覚悟はいつでもできています。きっと、親子の絆というのは、みんなそのようにあついものなのでしょう。

正直なことを申しますと、私自身、今回の安倍政権が発足するまで、政治にそれほど関心がある方ではありませんでした。しかし、親となり、子どもを戦争に行かせたくないと強く思うようになりました。また、そのような思いを他のお母さんたちにも絶対させたくない、と心から思うようにもなりました。私たちがこの安保法制成立を止めなければ、将来の子どもの世代に取り返しのつかない傷を残してしまいます。

 

私の祖父は32歳の若さで子ども3人を残して戦死しました。父は祖父の顔すらも知りません。祖父は、フィリピンのルソン島で最後は本国からの支援物資が届かず、餓死したともききました。祖父のお墓には土だけが入っています。

私は小さいころから祖母から戦争のときの話を聞いて育ちました。祖母が、敵の機銃掃射を受ける最中に自宅で3人目を出産したこと、当時はそれが当たり前で怖いとも思わず、ただ必死に生きてきたこと、戦後も女手一つで子どもを育ててきたことなど、普段はそれほど多くを語らない祖母でしたが、何より戦争は絶対にしてはいけないことを教えてくれました。

 

そんな祖父母の世代の犠牲と反省の上に、現行憲法が制定され、これを戦後70年間も守り続けてきました。

それがいま、最大の危機にさらされています。戦争を放棄する平和な国を守り続けていくのか、再び戦争をする国にするのかは、私たち主権者である国民が決めるべきことであって、時の政権が勝手に決めることではありません。しかも、明らかに違憲の法案を国民の理解を得ないまま押し通すなど立憲主義ではあり得ないことです。

今こそ、主権者である私たちが反対の声をあげつづけ、何としてでもこの法案を廃案に持ちこまなければなりません。この国の主役は私たちです。絶対にあきらめずに皆で声を上げ続けましょう。

 

弁護士 野田 倫子

投稿日: 2015年09月02日
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年末年始の業務について

年末年始の業務の取り扱いは次のとおりとさせていただきます。

   年内は2014年12月26日(金)正午まで

   年始は2015年1月7日(水)午前9時半から(通常どおり)

皆様にはご不便をおかけしますが,ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

投稿日: 2014年12月05日
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ゴジラ生誕60周年-核兵器廃絶、反原発のうねりは世界に

 

 今年は映画「ゴジラ」生誕60周年です。

    NHKBSでも7月に「ゴジラ映画特集」があり、1954年(昭和29年)上映の最初の「ゴジラ」のデジタルリマスター版をはじめ9本のゴジラ映画も合わせて放映されました。

 また、ゴジラ生誕60周年を記念した日米欧の関係者合作のハリウッド映画「ゴジラGODZILLA」の劇場上映も始まっています。

 

 映画少年だった私は、小学校2年の時に最初の「ゴジラ」を見たことになります。

 原水爆実験で南方の島に誕生したゴジラは、折から誕生したばかりの自衛隊でも歯が立たず、原水爆の恐ろしさを知りました。そしてその最後の教訓が、恐ろしい科学兵器や科学技術は決して権力者の手に渡してはならないということでした。自衛隊の宣伝に使われたという説もありますが、決してそうではないでしょう。

 東宝の田中友幸プロデューサーが反原水爆の立場からゴジラ制作を思い立ったという1954年3月の「第五福竜丸事件」のことも記憶に残っています。戦後最初の核実験被害者でした。映画は「黒沢組」(黒沢明監督付の映画スタッフ)の協力も得ています。

 

 若い頃ほとんどのゴジラシリーズを見てきた私が、今回改めて知ったことが3つあります。

 1つは、「ゴジラ」とは、陸の暴れん坊「ゴリラ」と海で最大の動物「クジラ」をあわせた合成語であったこと、

 2つは、最初の「ゴジラ」の我が国での大ヒットを受けて、「ゴジラ」はアメリカでも上映されて大成功を収めましたが、そこでは、作品が一部改造されて後進国日本の作品であることが隠され、恐ろしい科学兵器や科学技術が「悪人」の手に渡らないようにすればよいとアメリカに都合よく変えられたということ(日本でも人気のテレビ映画「弁護士ペリーメイスン」の主役が一役買っています)、

 3つは、これが大事ですが、阪神大震災で私が見落としていた1995年上映の「ゴジラ対デストロイヤー」では、体内の原子炉を動力源としていたゴジラが、ライバルと人類の攻撃の前に、炉心融解とメルトダウンを起こして東京都心で消滅死滅していき、東京を放射能汚染で死の町と化すという物語があったということ、

後の福島原発事故を連想させますが、1995年には、神戸だけでなく、東京も壊滅していたのです。

 この作品を監督した大森一樹氏によると、炉心融解とかメルトダウンとかいわれてもさっぱりわからないので、関西電力に電話でどういう状態になるのか問い合わせたが、逆に自分の氏素性ばかり聞かれたので聞くのをやめたということです。

 

 このように、ゴジラ映画は単なる娯楽作品ではなく、全体的にはその中心的ポリシーとして、反原水爆(反核兵器)、人間は地球上の自然や高度の科学技術(原子力)を自由に管理できるとうぬぼれてはいけないという思想が流れていました。

 

 そんな中で、今回再びアメリカの「ゴジラ」映画の公開が注目されました。

 実は、アメリカのゴジラ映画は、最初のリメイク版を含めれば、今回で3回目です。前作は、ゴジラ自体似ても似つかない怪獣になっていましたし、結論として単なる怪獣映画になっている観がありましたので、今度も冷や水を浴びせられるのでは、という不信の方が大きかったというのが真相です。

 

 映画はまだ上映が始まったばかりですから、詳しい内容には触れませんが、結論として、予想を裏切る良い作品になっていました。

 広島原爆の投下日を象徴的に触れるとともに、アメリカやソ連などの核実験とその影響、ゴジラなどの原始怪獣(原子力怪獣)の誕生、9・11テロのビル破壊シーン、3・11の大地震の揺れや大津波、原発破壊などを連想させる怪獣らの都市破壊シーン、原発事故の事後処理の政府や企業の秘密主義の極致、世界中の大都市が電力エネルギーに依存しすぎているということなど、原爆投下から現在までの戦後の核兵器及び原子力発電所の抱える問題点を批判的に網羅していました。

 そのなかで、どんな危機に陥ったとしても核兵器で解決するという手段だけは取らないでほしいという唯一の被爆国である日本人の願いがゴジラによって実現するという下りは、正真正銘のゴジラ映画になったという印象です。

 監督及び主役がイギリス人、それに日米仏の俳優人やスタッフが絡むという配役も良い影響を与えたのでしょう。この監督は、広島の平和記念資料館を見学しています。

 

 この映画で、ゴジラファンやゴジラマニアが世界中にいるということ、ゴジラ映画の神髄はまさに反核兵器、反原発にあったということを深く再認識しました。アメリカ映画で、広島への原爆投下が正面から問われたのも画期的なことです。反核兵器・反原発のうねりは世界に広がりつつあります。

 

弁護士 山 内 康 雄

投稿日: 2014年08月05日
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児童虐待事件について

私事ですが,去年長男を出産し,先月でちょうど1歳を迎えました。

出産後,これまで世の中のお母さんはこんなに大変だったのかと,思う日々の連続でしたが,

子どもが見せるしぐさや表情に癒されながら毎日なんとか過ごしています。

 

両親や親せきから,なみなみならぬ愛情を受けて育つべき子どもですが,

最近では悲惨な子どもの虐待事件が報道されています。

つい先日も,父親が8年前に5歳の子を衰弱死させ,白骨死体で発見されるという事件が明るみになりました。

厚生労働省が発表している最近のデータによれば,児童相談所が対応したケースは年々増加しており,平成24年では全国で6万6000件に上っているそうです。

虐待の態様で最も多いのは,身体的虐待,次にネグレクト(育児放棄),それから心理的虐待,性的虐待の順で続きます。

虐待者の別で,最も多いのが実母で,次に実父と,両親からの虐待で8割以上を占めています。

かつては養父母からの虐待が多かったそうです。

そして,母親が妊産婦検診を受けていなかったり,望まない妊娠,乳幼児健診を受けさせていない場合等に虐待がなされることが多いという統計もでています。

 

なぜ,周囲は発見できなかったんだろうというのがこの種の事件で誰でも感じることだと思います。

法律では,虐待を受けたと思われる児童を発見した人には,誰でも通告義務があります。

少し勇み足くらいでもいいので,周囲が異変に気付き,行動に移すことが大事なのかなと思います。

 

 弁護士 野田倫子

投稿日: 2014年06月03日
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PM2.5対策と尼崎道路公害訴訟の成果・終結

 最近、中国大陸からの黄砂を含む大気汚染物質、とりわけPM2.5の来襲が問題になっています。中国本土でも深刻な大気汚染対策として、日本製のPM2.5の除去機能を備えた空気清浄機がよく売れているということです。

 かくゆう私も、喘息気味のうえ花粉症にもなったことから、10年近く前からPM2.5はもとより花粉・ダニ対策を兼ねた脱臭空気清浄機を使っています。

 

 最近のマスコミでは余り触れられていませんが、我が国で最初に浮遊粒子状物質(SPM)のPM2.5による汚染が大々的に社会問題化したのは、私たちが弁護団の一員として担当した国と阪神高速道路公団を被告とする神戸地裁の「尼崎道路公害訴訟」において、我が国初の「公害道路通行差止判決」を勝ち取ったことからでした。PM2.5というのは、大気中の浮遊粒子状物質のうち、2.5マイクロメートル(μm=1000分の1mm)以下の物質をいいます。人体に侵入して肺や血管を汚染します。

   あの石原慎太郎元東京都知事(裁判中は担当の建設省(現国土交通省)大臣だったこともあります)ですら、この判決を根拠に東京山手線内から大型車(PM2.5の排出源)を事実上締め出そうとしたほどでした。

 

 2000年1月31日に言い渡された神戸地裁の差し止め判決は、

 国道43号線と阪神高速3号神戸線について、「1時間値の1日平均値0.15㎎/を超える「浮遊粒子状物質」(SPM)による大気汚染を形成する自動車走行への各道路の供用を禁止する」

という内容でした。

 その理由は、自動車排出有毒ガスと原告らの気管支喘息又は喘息性気管支炎の発症ないし増悪の医学的科学的因果関係を認めたもので、

その排出差止基準は、

 ①我が国における当時の最新の疫学的知見である「千葉県が千葉大学医学部に委託して行った道路沿道被害調査(千葉大調査)の結果」、

 ②アメリカにおける化石燃料由来の微小粒子(PM2.5)に関する疫学的知見とそれに基づく大気質基準の提案、

 ③国立環境研究所嵯峨井勝博士らによるディーゼル排気微粒子(DEP)に関する実験的知見

など、国・公団も否定できない数々の事実を主な根拠とするものでした。この判決は、広く海外にも報道されています。

 

 大阪高裁でも一審判決は事実上支持され、裁判所は一回の公判だけで結審し、国と公団に対して原告団との和解を強く促しました。20世紀に起こった社会問題は20世紀中に解決すべきだという強い姿勢でした。

 その結果、一審判決を実質的に実現するために原告患者会との協議を踏まえた種々の道路交通規制を行う内容の「歴史的和解」が成立しました。

 

 その後、原告団と国・公団の間で、昨年まで毎年計47回も「尼崎市南部地域道路沿道環境改善に関する連絡会」が開催されてきましたが、大型車の通行量がほぼ目標を達成しつつあること、原告団もその半数以上が既に死去しており残った原告も高齢化のため活動ができなくなってきたこと、最近のPM2.5問題で自動車排ガス規制を中心とする大気汚染抑制対策の重要性が広く世界的にも認知されてきたことなどから、昨年、連絡会を通した国・公団との交渉を終結したのでした。

 

 思えば、一審裁判継続中の1990年代後半には、中国からも大学研究者や弁護士団が原告弁護団のところに調査見学に来たこともあったのに、今の中国本土各地のあのひどい大気汚染の現状はどうしたことかという疑問もあります。

 ともかく、地道な住民運動が裁判を通してやがて社会を変革し、世界を動かしていくことがあるという一例です。

 

 最後に蛇足ながら、空気清浄機には、JIS規格及び日本電気工業会規格 に合ったHEPAフィルター(高性能エアフィルター)を備えているものを最低限の基準としてお勧めします。その正規品ならば、PM2.5よりもさらに微少なPM0.3までのチリやホコリを集塵することになっています。

 

                                                                                              弁護士 山 内 康 雄

 

投稿日: 2014年04月08日
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寅さんとメロン紛争(常識の違い)

 先月、神戸そごうで開催していた「山田洋次監督50周年記念展」に行ってきました。

  監督生活50年間で最新の「小さいおうち」を含む全80作品の展示がありましたが、そのうち半分以上の48作品が「男はつらいよ・フーテンの寅さん」シリーズです。監督自身が全48作を30分間にまとめたダイジェスト版も上映されていました。その48作目の最後のシーンは、阪神大震災直後の神戸長田地区でした。

 寅さんを長年演じてきた俳優渥美清さんは、完成した映画の出来具合を判断するために、試写室で関係者だけと観るのではなく映画館で観客の反応を探りながら観たということです。それも、1カ所だけでなく2,3カ所観て回るそうです。倍賞千恵子さんらと一緒に観たこともあるようです。

 昔、渥美さんがテレビのインタビュー番組「徹子の部屋」にただ一度だけ出演した時の話です。

 寅さんシリーズに「寅次郎相合傘」というのがありますが、その中に、寅さんの留守中におなじみの寅さんの恋人、リリーこと浅丘ルリ子さんが訪ねてきたので、おばちゃんとさくらが寅さんがもらったメロンを冷蔵庫から出して食べ頃だからと皆で分けて食べ始めてしまうシーンがあります。

 そこにいたおなじみの連中は、何時もいない寅さんのことを一瞬忘れてその場にいた人数分だけに分けてしまっていたのですが、折悪しくそこに寅さんが帰ってきて俺も食べると言い出します。食べ始めた頃に突然寅さんが帰ってきたので、一口だけ食べかけのメロンを差し出したり、あわててちゃぶ台の下にメロンのお皿を隠そうとする者もいました。
 寅さんは、俺がもらった物なんだから俺に断って感謝しながらお裾分けに預かると言うのが筋だろう、この家じゃどうせ俺なんか勘定に入れてもらえないんだろ、といって怒ります。最初のうちは皆平謝りでしたが、あまり寅さんがしつこく怒るのでそのうち皆が逆ギレして喧嘩になってしまうという場面です。

 渥美さんによると、東京の山の手に当たる新宿の映画館では寅さんの言い分や態度がおかしいと言って笑うそうですが、下町の浅草では寅さんの言い分に同調して笑うそうです。身内や近隣、親戚に寅さんのような人物がいた場合、どう思うかの違いなのかもしれません。
 芸能界で下町育ちの渥美さんや倍賞さんは、下町浅草の観客の反応に嬉しそうでした。
 
 ちなみに、渥美さんは浅草のストリップ劇場の軽演劇コメディアン出身、倍賞さんは西の宝塚、東のSKDといわれた松竹歌劇団(浅草国際劇場)のトップスターでした。まさに「下町の太陽」でした。

 このシーンは日常生活でありそうなたわいのないいさかい、喧嘩(紛争)の類ですが、そこにもそれぞれの立場や地域等による常識や考え方の違いが浮き彫りになることがあります。もっといえば、腹違いの兄妹、フーテンでテキ屋家業の寅さんとまじめな労働者の妻、下町の団子屋の夫婦、零細企業の印刷屋経営者タコ社長とそこに働くまじめな労働者、帝釈天の僧侶とその小僧、さらには事態を冷静に客観的に見ようとするリリーの言い分、それぞれに常識があり、多少とも違う考え方があります。
 男はつらいよシリーズには、これらの違いによる争いごとや喧嘩がよく出てきます。

 

 法律事務所に日常持ち込まれる相談や依頼の基となる争いごとや法律問題にも同じようなことがいえる場合があります。
  法律というのはおよそ政府(官僚)や国会議員によって作られるものですが、市民に適用される法律は全国民に共通する最低限の常識や決まりを定めたものであるとも云われます。しかしそれでも、市民からみれば地域や立場などの違いによって結論に納得できない場合もあるのです。
 私たちは、そういう人々の希望に添った解決方法や解決目標を求めて活動することにも心掛けたいと思います。

 

  弁護士 山 内 康 雄

投稿日: 2014年02月17日
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大津いじめ自殺問題から学ぶこと

先日、大津いじめ自殺事件の第三者委員をされた先生の勉強会に参加しました。

第三者委員会とは、再発防止を目的に、学校・教育委員会からは離れた立場から、事実を調査する機関です。何十人もの生徒・教師から聞き取り調査が行われた中で、そもそも授業がまともに受けられないほど、クラスは崩壊していたのに、抜本的な対策もとられず放置され、そのような中でいじめも放置されていた事実が浮き彫りになりました。

勉強会の講師をされたW先生は、弁護士として、これまで数多くの学校事故問題などを経験されています。特に印象に残っているのは、学校や教育委員会の隠ぺいの体質です。他の学校事故問題などと同様、今回の問題でも、学校や教育委員会は、いじめによる自殺であるとの結論が世の中に出ることをおそれ、事実を隠ぺいしようと画策しました。

一人の子どもが自殺にまで追い込まれているというのに、なお自己保身に走ろうとする教育現場の大人たち。最も大切な子どもの教育の現場で、まだまだ根深い問題がある現実をよく知ることができました。

 

「正しいことを正しいといい、それを行動にうつすことが大切」という大先輩の言葉があるのですが、その意味がつながった経験でした。

自分はまだまだなので、改めて、法律家として、あるいは子を持つ親として、果たすべき役割をしっかり果たしていかなければいけないと思いました。

 

 

弁護士 野田 倫子

 

投稿日: 2014年02月02日
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新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

着手から約1年かかりましたが、やっとHPを公開しました。

お蔭様で明るいイメージに仕上がったのではないでしょうか。

コスモスの花言葉は「誠実」、ブログページのルドベキアの花言葉は「正義」を意味しています。

今後も依頼者の方のお話を丁寧にきき、お力になれるよう日々努力したいと思います。

このブログページは、各弁護士が好きなことを好きなスタンスで綴り、花くま法律事務所の記録ノートがわりになればと思います。

 

宜しくお願い致します。

 

弁護士 野田倫子

 

 

 

 

 

 

投稿日: 2014年01月07日
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